愛のカタチ

        体育館

「今日みんなに集まってもらったのはちょっとしたイベントをするわよ」

「何をするかというと」

「風船割りゲーム!!」

「風船がたくさん落ちてくるから、それを取って抱きついてパンッって割ってね。そしてその中にある質問の紙に答えてね。たくさん答えて仲を深めてね♡」

「それではスタート!!」


「沙羅...沙羅!」

「大丈夫?」

「えっあっ大丈夫大丈夫」

「今回のイベントやめとこっか」

「えっ!なんで?評価が」

「評価どうこうより沙羅の気持ちが大切だよ」

「でも、」

「沙羅はさ評価が大切?」

「うん」

「僕はさ、そうは思わないんだ」

「なんで?」

「そりゃあここで一番を取ること、社長になることは大切かもしれない。でもね、人の今の気持ちは今しか体験できない。それも大切なことなんだ、だから、沙羅もたまには自分の心に従ってみたら?」 

「その気持ちは今だけでしょ?」

「僕は別に一番を取らなくてもいいからさ」

「僕らのペースで行って一番を取ればいいんだよ」

「...沙羅?」

「ゔん、ゔん」

「え?な、な、な、なんで泣いてるの?」

「ごめん僕図々しいこと言ったよね。沙羅の気持ちはわからないのに、ごめんね」

「違う、違うの 嬉しかったの そんなこと言われたの初めてで」

「えっ?それってどうゆうi」

「沙羅&龍ペアじゃない
 風船割りゲームやらないのかしら?」

「はい、僕たちはやりません。」

「沙羅の今の気持ちが第一で大切だからです。」

「沙羅は僕の彼女ですから」

「なんて素敵なの!」

「そんな考え方もありね」

「ねぇ、沙羅ちょっと良い方に進んでない?」

「そうね、ちょっとはね、」

そして、風船割りゲームは幕を閉じた。