「どうしたの?あの女の人は?」

「あいつは、サラはいいんんだ」

「よくないでしょ。好きなんでしょ?言ってあげなきゃ、サラさん?泣いちゃうよ」

早く、どこかいにってよ……。昴に、こんな顔見られたくない……。

「サラは俺のいとこだ。それにサラは彼氏がいる」

え……?

「じゃあ、片思い……?」

「だからっ、違うっての!俺が好きなのは莉子だけだ!」