あのあと私は、部屋に戻って、とりあえずこれからどうするべきか考えた。

やっぱり、もうパートナー解消した方がいいよね……。彼女がいるんだし……。

昴は彼女じゃないって言ってたけど、好きじゃないって言ってなかったし、好きなのかもしれない……。

ああ、こんなことならせめて昴のこと好きじゃなかったらよかった。

ポタッ ポタッ

「莉子っ」

昴の声が聞こえて慌てて、目をこする。