君が好き

「一番上が俺で、二番目は中三の充、三番目は、中二の琴子、四番目と五番目は、中一で双子の栞と奏多、六番目は小三の蓮、七番目は年少の琴李」

「へー、双子もいるんだー」

「あぁ、充は少し問題児だけどやればできる。それに、子供も好きらしい。将来保育士にでもなってそうだ。琴子は俺の次に頭がいい。おまけに美人。将来学者になってそうだ。栞はおとなしいけど、絵を描くのがとっても上手い。将来イラストレーターになるかもな。奏多はダンスと歌が上手い。将来アイドルになるかもな。蓮は喋るのが上手い。将来声優になるかもな。琴李はお話を作るのが上手い。将来作家になってそうだ」

昴は弟たちのことをこれでもかってくらいに大事に思ってるんだな……。

「昴、私勉強頑張る」

「うん。そうしてくれって、急にどうした?」