「ここが七海学園高校……」
ついに念願の場所にこれたんだ……!
私、松宮莉子は今、テレビでcmを見てからずっと憧れていた七海学園高校の校門の前に立っている。
七海学園高校は別名、一攫千金婚校とも呼ばれていて、この高校で金の夫婦の卵に選ばれたら結婚と社会的地位が
約束されている。
でも、私は金の夫婦の卵に絶対になりたいという訳ではなくて、マッチングシステム”デステニー”にパートナーを選んでもらう
ために入学したんだ!
それだけってわけじゃないけど……。まあ、いいや。
心を落ち着かせて門をくぐろうとすると、目の前にいた男子に気づかずにぶつかってしまった。
「す、すみません…!あの、だ、大丈夫ですか?」
「は?大丈夫じゃないけど、お前が俺のパートナーじゃないなら大丈夫」
そういって男子はさっさとどこかに行ってしまった。
け、結局大丈夫だったのかな……あの人……。
門をくぐろうとしたら、男子とぶつかる…それって…少女漫画によくある運命の出会い的なあれっ…?
じゃあもしかしたらあの人がパートナーなのかも……
「ってそれはないか」
もう関わることもなさそうだな…。
あの時はそう思ってたのに……。
ついに念願の場所にこれたんだ……!
私、松宮莉子は今、テレビでcmを見てからずっと憧れていた七海学園高校の校門の前に立っている。
七海学園高校は別名、一攫千金婚校とも呼ばれていて、この高校で金の夫婦の卵に選ばれたら結婚と社会的地位が
約束されている。
でも、私は金の夫婦の卵に絶対になりたいという訳ではなくて、マッチングシステム”デステニー”にパートナーを選んでもらう
ために入学したんだ!
それだけってわけじゃないけど……。まあ、いいや。
心を落ち着かせて門をくぐろうとすると、目の前にいた男子に気づかずにぶつかってしまった。
「す、すみません…!あの、だ、大丈夫ですか?」
「は?大丈夫じゃないけど、お前が俺のパートナーじゃないなら大丈夫」
そういって男子はさっさとどこかに行ってしまった。
け、結局大丈夫だったのかな……あの人……。
門をくぐろうとしたら、男子とぶつかる…それって…少女漫画によくある運命の出会い的なあれっ…?
じゃあもしかしたらあの人がパートナーなのかも……
「ってそれはないか」
もう関わることもなさそうだな…。
あの時はそう思ってたのに……。



