父親からの暴力は私達が成長していくに連れ、ひどくエスカレートしていった。
その中でも特に残虐だったのが、皮膚を刃物で切りつけられ、その切り口から皮膚を剥がしたり、肉をえぐられた時。
あまりの激痛に混乱を抑えることができず、負傷部分を見つめ、血を垂れ流し、声を殺し震えながら早く痛みが消えてくれと願って泣いていた。

こんな地獄みたいな毎日がずっと続いていくの、、、?
死ぬまでこの拷問を受け続けなきゃいけないの、、、?
私だけじゃない。兄やお母さんも同じような扱いを受けている。そんなの許すわけない。

殺してやる。

5歳という若さで私は父親を殺すことを決めた。