「皆さんはじめまして〜!野いちご学園では特進科S組の代表をやってました!
代表としての権利を思う存分に使って、学校に来るのは基本試験の日のみの鈴木紗綾です!
好きな色は紫色です!運動も勉強も、人並みにできます!ていうか運動と勉強が好きです!
友人に説教されたのでこれからは毎日来ます、よろしくおねがいします!」


冬希「はい。ありがとうございます。それじゃあ紗綾さんは席に座ってください。」


「え、いや、知りません。自分の席。」



冬希「おや。成績順なのでそこですよ。全く、手がかかりますね。」


「いや。先生今私のこと手のかかる娘だと思ってません??」


冬希「だってそうでしょう?気がついたら怪我ばっかりする小学生ですよね?」


「は?この身長でも一応高校二年生なんですけど?」


冬希「おっと失礼。小さすぎて勘違いしてました。」


「先生、殴りましょうか?」


冬希「別にいいですけど、退学になるのは貴方ですよ。」


「……ちえ。」



カタン、と音がなりながら私は席につく。


隣の席の人…見たことある。確か全国模試で3位だった人だ。


よくよく見てみれば、一応名がしれている人だらけ。これは面白そうっ♪