大我は、一個上の先輩。
美貌や愛嬌からか、学年問わず人気者で、
先輩からもよく可愛がられていた。

そんな人が、こんな俺と関わるように
なったのはいつからだっただろうか。
入学したてには、既に一緒に居た気がする。

春夏秋冬、
2人で過ごす時間は、少しずつ増えていった。

避ける事のできない、別れを告げたのは
1年生の終わりたてだった。