僕は、天野レイカさんを体育倉庫の裏に呼び出して待っていた。なぜかというと、天野さんが変装していることに気づいたから。でも言いたくないなら、無理に言わせるつもりはない。まぁ、確信してるけど。
そんなことを考えていたら天野さんがきたようだ。ここは単刀直入に聞こう。「それ、変装なの?」僕がそう聞くとびっくりした表情で僕を見た。「違うよ。なんでそんな風に思ったの?」そう聞かれたから、素直に理由を話したら、またびっくりした表情をした天野さん。「でも違うから安心してね?」やっぱり言いたくないか…
じゃ、ここら辺がひきどころかな。
生徒会メンバーにはバラしちゃって良いかな。いや、やっぱりやめとこう。
好きになられたら困る…
しばらくは知らないふりをしとこう。