翌日、私は今、なぜか白嶋君に呼び出されて体育倉庫の裏にいる。一応レナには相談したら、「理由が気になるんだったら行ってみたら?」って笑って言われたので来てみたら今のこの状況になっています。泣きたい...目の前の白嶋君は真剣な表情で立ってるしどうしたらいい?白嶋君が口を開いた。すると衝撃の一言。「それ、変装なの?」さすがに啞然とした。なぜかというと図星だったから。実はお母さんが心配して、黒色のかつらを買ってきてくれた。レナは元から黒髪だから地毛だけど、私は茶髪だから、かぶって登校していた。それがこんなにも早くバレるなんて予想外だった。もし変装しているなんてバレたらどうなるんだろう。
怖いし、ごまかそう。「違うよ。なんでそんな風に思ったの?」「髪の毛を気にしてる感じだったから。」二度目の衝撃発言。
もう言葉が出ないよ。観察眼がとてつもない。でも私はごまかしきった。「でも違うから安心してね?」「そっか。」
あーびっくりした。まぁ、しばらくは、誰にも言わずに過ごそう。そう思いながら教室に戻った。