* * *
メッセージを見たのは、早番のシフトを終えて更衣室で着替えている時だった。
【瑠衣の都合のつく日を教えてほしい。同居に際して色々揃えたいものもあるし、買い物に付き合ってくれると嬉しい】
叫んでしまいそうなのをなんとか堪え、手にしたスマホに表示される文章を何度も読み返す。
差出人は間違いなく大和で、文面から推察するに、新生活に必要なものを買いに行こうという提案だ。
結婚するからには同居するのは当然で、一緒に住むのに足りないものも出てくるだろう。
頭でわかってはいても、本当に自分は結婚するのかと、いまだに現実味がなくふわふわとしている瑠衣にとって、大和からの誘いは唐突にすら感じられた。
しかし、実際はそうでもない。英利に話を聞いてから、すでに三週間が経っている。
結婚を承諾した公園で今更ながら連絡先を交換し、二、三日おきに他愛ないメッセージを送り合ってはいたものの、いまだに入籍や結婚後の話を具体的にしていない。
それどころか、一応は婚約者となったはずだが、ふたりで出掛けたことすらなかった。
「え、デートみたいじゃない……?」
大和と待ち合わせをしてふたりで買い物をする自分を想像すると、なんだかむず痒くなるような照れくささがある。
思わず漏れた呟きを隣で聞いていた同期である佐野梓が、興味津々にスマホを覗き込んできた。
メッセージを見たのは、早番のシフトを終えて更衣室で着替えている時だった。
【瑠衣の都合のつく日を教えてほしい。同居に際して色々揃えたいものもあるし、買い物に付き合ってくれると嬉しい】
叫んでしまいそうなのをなんとか堪え、手にしたスマホに表示される文章を何度も読み返す。
差出人は間違いなく大和で、文面から推察するに、新生活に必要なものを買いに行こうという提案だ。
結婚するからには同居するのは当然で、一緒に住むのに足りないものも出てくるだろう。
頭でわかってはいても、本当に自分は結婚するのかと、いまだに現実味がなくふわふわとしている瑠衣にとって、大和からの誘いは唐突にすら感じられた。
しかし、実際はそうでもない。英利に話を聞いてから、すでに三週間が経っている。
結婚を承諾した公園で今更ながら連絡先を交換し、二、三日おきに他愛ないメッセージを送り合ってはいたものの、いまだに入籍や結婚後の話を具体的にしていない。
それどころか、一応は婚約者となったはずだが、ふたりで出掛けたことすらなかった。
「え、デートみたいじゃない……?」
大和と待ち合わせをしてふたりで買い物をする自分を想像すると、なんだかむず痒くなるような照れくささがある。
思わず漏れた呟きを隣で聞いていた同期である佐野梓が、興味津々にスマホを覗き込んできた。



