「なんで、このまま……?」
「ん? 脱がせてほしい?」

気持ちを伝え合ったにも関わらず、つい彼女から求めてほしくて、意地悪く笑う。

大和の意図を理解したのか、瑠衣が潤んだ瞳で睨んでくるが、そのちっとも鋭くならない眼差しすら愛おしい。

少しでも力加減を間違えると痕がついてしまいそうな白く柔らかな素肌を堪能し、小さな快感をいくつも植え付けていく。

身体の上を滑る大和の愛撫に焦れた瑠衣が、首に抱きつきながら涙声で訴えた。

「もう、お願い。今日は焦らさないで……」

耳元で囁かれたおねだりの甘い声音に、自ら仕向けたはずの大和の理性が焼き切れた。

噛みつくように深く口づけ、膝に乗せたまま指で瑠衣の身体をとろとろに蕩かすと、その体勢のまま彼女を貫く。

自分の体重に加え、下からも大和に突き上げられ、瑠衣は悲鳴にも似た甘い嬌声を上げた。

向かい合い、隙間なく抱きしめ、求め合うまま名前を呼んで愛を刻む。

「瑠衣、瑠衣……」
「あ、や、大和さん、すき、だいすきです」
「俺も。愛してる」