今すぐに同じだけの気持ちを返してほしいとは言わない。ただ、こうして自分の腕の中に閉じ込めている時だけは、言葉にしないではいられなかった。

(可愛い。可愛くて、愛しくてたまらない)

縋り付いてくる瑠衣の耳元に何度も愛の言葉を囁き、そこから気持ちが伝染すればいいのにとすら思う。

「瑠衣、愛してる」

これ以上ないほど奥まで穿ち、瑠衣が零す涙を唇で舐め取り、腰骨が溶けそうになるほどの快感を味わいながら、彼女と一緒に高みへ駆け上った。

「ん……」

意識を飛ばした瑠衣が微かに身じろぎ、ぬくもりを求めて大和の腕にぎゅっとしがみついてくる。

「……可愛すぎるだろ」

再び迫り上がってくる欲望を抑え込み、瑠衣の耳に唇を寄せ、もう一度「愛してる」と囁いた。