「い、いつもの点数よりも、少しだけ高かったです……」

「本当に?」

「ほ、本当です……!」

「……まあ、許す」

ふう……

本当は、いつもより点数低かったけど……紺くんも嘘をついているから許してもらおう。

本当はあの本で感動して泣いてたのに泣いてないって言ってたし……。

紺くんって、ちょっと天然ですよね。目が赤いままきたら泣いたってバレるのに。