「そう。これは俺がもらうけど、俺が買った方は初にあげる」

「そういうことですか。でも、もらうなんて、とんでもないです!」

「俺がお揃いにしたいって言ってもダメ?」

ジーっと私の目を見つめて言う紺くんに私は折れてしまった。

「いい、ですけど……」

「よし、じゃあ決まり!」

「あ、ありがとうございます」

「どういたしまして。で、こっちは?」