「紺くんって優しいんですね。可愛いんですね」

「可愛いは余計だけど、俺、元々優しいよ?知らなかったの?」

「知ってましたけど、今日でもっと紺くんのことが好きになりました!」

「〜〜っ!はいはい。もうからかわないで……」

今度はちゃんと確信を持って言える。

紺くんの顔は、夕日に負けないくらい、赤くなっていた。

「からかってません!あ、そうだ……」

「ん?なに?」