今日は、いきなり初にデートに誘われてデートにきたのはいいものの、

行き先は決まっていなかったし、どっちがキーホルダーを買うか言い合いになるし、

散々だった。

せめて、サプライズでプラネタリウムに行こうと思ったら、今日は休業だとついさっき分かった。

だから俺は今、焦ってこの近くにいい場所がないか探していると後ろから声をかけられた。

「君が紺くん?」

「はあ、そうですけど……」

「あの、誰ですか?」