そのまま2人でいじの張り合いをしていると、お会計をしてくれていた人が口をはんできた。

「もう、どっちでもいいから早くしてくれない?後ろ、詰まってるの」

後ろを振り返ると、2、3人の人が並んでいた。

「す、すみません!すぐ払います!」

そう言って、お金を払おうとしたのにまた紺くんに止められてしまった。

「だから、俺が買うから。初は外で待ってて」

「いえ!絶対に私が買います!」

「もう、割りかんにしちゃったら?」