白衣の王子たち


ベランダのフェンスは1メートルすこし。

これを超えて、

数メートル進めば、

もう生きなくていい。

ベンチから立ち上がって、フェンスに向かう。

立ち上がったのはいいものの、

足に力が入らない。

くらくらする。

「っげほ、、、っん、」

喉が締め付けられるように痛い。

口に当てていた手は真っ赤に染まった。

血に濡れた手に、純白の雪がふわふわと降る。

最後ぐらい、頑張ってよね

私の体。