白衣の王子たち


___ピンポーン

インターホンがなって、玄関ドアが開く音がする。

「えっ、誰か入ってきたけど、、、」

「あー、多分怜かな。」

「怜かな、、、って

佐倉先生?!なんで?!」

「いや、あいつ俺ん家の鍵もってるし」

あいつ鍵持ってるし、じゃないよ!!

やばい!どっか隠れないと。

しかし隠れる隙もなく、寝室のドアが開く。

「蓮、熱どう。大丈夫か。」

蓮くんの言う通り、

来訪者の正体は佐倉先生だった。

私服の先生、久々に見たな。

爽やかな白ニットに、紺のジャケット。

蓮くんとはまた違うタイプだけど、

佐倉先生もスタイルがいい。

「俺はもう熱下がったよ。

、、、こっちは今からっぽいけど。」

こっち、を指す指は私に向いている。

「移したの?

はぁ、、、やめてよね。

というか待って、大事なこと聞きそびれてるけど

なんではなちゃんが蓮の家にいるの。」

「言ってなかったっけ、はなと付き合ってるの。」

「、、、初耳。

それは一旦置いといて、

はなちゃん、大丈夫?

熱あるんだよね、診察しよう。

蓮のこと診ようと思ってたから、

一式道具持ってきてるし。」

「やだ、、、熱ないもん。」

立ち上がって逃げようとした瞬間、

ひょいと体が浮いた。

蓮くんに抱き抱えられ、ベットに寝かされる。

「とりあえず、俺シャワー浴びてくるから

主治医の怜先生、診察よろしく。」

佐倉先生の肩をポンと叩いて、

蓮くんは出ていってしまった。