白衣の王子たち


ぴたっ

額に冷たい手が当たる。

「つめたっ」

「俺の手が冷たいんじゃないよ。

はなのおでこが熱いの。

あぁもう、完全に移ってるじゃん、、、」

へなへなとしゃがみこむ蓮くん。

「ごめんなさい、、、

でも、蓮くんのことが心配で」

「いいよ、俺も悪い。

体調悪くて心細くて、

はなにいて欲しかったのも、事実だし。

ていうか、昨日キスすんの我慢した意味

なかったわ。」

その瞬間、腕をひかれて唇が重なった。

すこし投げやりなキスで、くらくらする。

熱でくらくらしてるのか、キスのせいなのか

そんなことを考える余裕は与えてもらえない。

相変わらずわたしは息継ぎが下手で、

酸素を求めて唇をはなした。

「はなの口の中、あっつい。

舌が溶けそう。」

そういいながら、ぺろと舌を見せてくる蓮くん。

違う意味でさらに熱が出そう。