白衣の王子たち


「おかゆ、作ったんだけど食べれそう?

お薬飲むにしても、何か食べないと。」

「ん、ありがと、ごめんな。

はなの作ったご飯うれしい。」

ベットから起き上がった蓮くんは

熱のせいで目がうるうるで赤ちゃんみたい。

ご飯の器を渡そうと手を伸ばすも

蓮くんの手が伸びてこない。

「食べさせて。」

「えっ、」

「あーん、してくれないの?

なら、食べれない。」

なんでしてくれないのとゴネられる。

何を言い出すかと思えば、、、

熱のせいで、甘えんぼが加速してる。

わたしはひとりっ子だから

小さい子にすら食べさせたことなんてない。

でも、食べてくれないのは困る、、、

おかゆをスプーンに乗せて

震える手で蓮くんの口元に運ぶ。