白衣の王子たち



「メリークリスマスでしょ?今日」

自分から言ったくせに

顔を真っ赤にする先生。

「はなちゃん華奢だから

少し大きいかもしれないけど、

どうかな。」

「あ、私へのプレゼントだもんね。

つけてみます。」

緊張して変な喋り方になってしまった。

バングルは私の手にぴったりで

とっても手が綺麗に見えた。

「うん、すごく似合う。

ストーンは、はなちゃんの誕生石のペリドット。

ごめんね、趣味じゃ無かったら。」

このバングル、

雑誌で見たことあるけど

若い女の子に人気のやつだ。

入手困難って聞くけど、

私へのプレゼントでいいんだろうか。

先生かっこいいし、

彼女とかいそうなんだけど。

「ううん、すごく嬉しい。

逆に私へのプレゼントでいいの?」

「うん、いつも治療頑張ってるし、

よかったら、受け取って貰えると嬉しい。

ただ、金属だから検査の時は外すんだよ。」

「もちろん喜んで貰うに決まってるじゃん!

ありがとう、先生!」