佐倉先生に車椅子を押されてICUを後にする。 窓から見える景色は真っ白だ。 「こんなに積もったんだね。」 「うん、こんな積もったの久しぶりだね。」 外来も終わって、静かな廊下を進んでいく。 雪で日差しが乱反射して眩しい。 「ごめんね、はなちゃん。」 「なんで?どうして先生が謝るの。」 「はなちゃんが辛い思いしてるの 気づけなかったから。 早く状況に気づけばこんなことにならなかったし。 ごめんね。」