女子たちはチッと舌打ちして帰っていった・・。


「雪名・・なんであそこまで・・?」とても疑問だった


「そのうち分かるよ・・・私は我慢してるの・・・あれさえあればもう終わりだけど」
と一人つぶやきながら


「はいっ」


手を差し延べてくれた


でも・・亜玖亜と雪名の関係・・一体どういう関係なんだろうか―

  -帰り道-

私は約束どおり亜玖亜さんと帰った。雪名には秘密で


「亜玖亜さん・・あのね・・」


「うん」ゆっくりと話を聞いてくれた


「実は・・・健吾のこと・・私は好きなんだけど・・っ」変なところで止まってしまった・・ヤバッ


話そうとしても口が動かない


「そうなんだ・・健吾君のことがね・・・・・・」しばらくだまっている


「でも健吾は亜玖亜さんのことが好きって・・」言ってしまった


「知ってるよー?でも私は大輔君のことが好きなんだ・・健吾君は別にって感じ」


「そうだったんだ・・」確か・・屋上の事件のとき、好きってーとかいってたっけ


「協力・・」亜玖亜さんはぱっと小さい声で言った。恋の協力はいらないんだけど・・


「亜玖亜さん、大輔に告白しちゃえばー?」冗談でいってみた


「うん。そうする」って本当に?


「え・・?どういうこと・・」


「バレンタインには告白しちゃおっかなーって思ってるけど・・大輔君ライバル多いし・・」


「よかったら聞いてきてあげようか?好きな人」ちょっとは役にたちたかった


「お願いっ」必死だった。


でも・・雪名も大輔のこと・・・なんかつらいかも・・いわなきゃよかったと後悔してるwでも言ってしまったんだから・・