久しぶりに涙が止まらなかった 美夜は、わかってたんだ 心配になるとつい抱き締めるのも 手を繋いでいないと、美夜がいなくなってしまうんじゃないかって不安で仕方ないことも 「それに、結婚の約束もしてるからね」 「美夜ちゃん…ごめん」 「私の王子様と、また仲良くしてくれる?」 「うん」 「ありがと!んじゃ、病室戻ろっか」 二人がゆっくり戻ってくる 急いでその場を離れて 角を曲がって人にぶつかった 「すみませ…っ」 「しんちゃん…?」