「慎太郎、ごめんね、せっかく皆勤だったのに…」 病院に向かう車内で、謝ってくる 「皆勤なんか、美夜に比べたらなんでもないよ」 笑いながら美夜の手を握る。 手の震えが伝わらないように強く握った。 美夜は入院することになった 「笹山、大丈夫か?」 「ん?大丈夫だよ、美夜、ちょっと体調崩してるだけだから」 美夜を心配して、みんなが声をかけてくれる 大丈夫、美夜なら大丈夫。 そう言い聞かせて、毎日病院へ通った