「莉緒っ....結婚して。こんな形であれだけど、もう一度ちゃんとプロポーズするから許して。でも今、莉緒の返事が欲しい。莉緒、僕と結婚して下さい」

...えっ?....結婚?。結婚してくださいって言ってくれた!

本当に?

信じられない侑くんの言葉に驚いて目を見開いて侑くんを見ると、その瞳はしっかりと私をみつめて今度は私の答えを求めている。

本当なんだ.....。

侑くんっ、嬉しい!

「侑くんと結婚したい!よろしくお願いします」

その答えを聞いた瞬間、激しいキスが始まり、私の身体を気遣いながらも深く深く求めてきた。

全てが熱くて今まで経験した事ない位に侑くんは、何度も何度も私を翻弄して私の中に混ざり合った。

そしてお互い息が整う間、侑くんは私のおでこにキスしたり、乱れた髪を撫でて直してくれながら、嬉しそうな顔をして言った。

「相変わらず莉緒は僕を驚かせてくれることを言うよね」

「私また変なこと言っちゃった?」

「ううん、嬉しいこと。いつも嬉しいことで驚かされる。これからも僕を驚かせて幸せにして」

「うん。その代わり一生私を好きでいてね」

「もちろん、それ以上だよ。好きなんかじゃ足りない、愛してる。僕だけの莉緒だよ。いつも、いつまでも莉緒が欲しい」

そしてまた彼の指先が唇へと滑り始めて、私の熱を呼び起こす。

優しく意地悪に支配する。

彼なしでは生きられないように、甘く甘く蕩かされて、私に懇願させながら深く深く入り込む。

私.....幸せ.....。

心地良い夢の中で、侑くんの囁く声が聞こえた気がする......。

『莉緒...僕を見つけてくれてありがとう』