「それはよかった」

「紗世…」

「んー?」

紗世の前に膝ついて、顔を見上げる

「うい、どしたの?」

「紗世、何回でも誓う。幸せになろうな?」

「…うん、二人で幸せになろうね」

二人だけの誓いのキスをして

「ね、このまま押し倒してもいい?」

「ダメに決まってるでしょ?」

「やっぱり?」

「…今夜まで頑張って」

媚薬のような一言を囁いて笑うのは
俺だけのお姫さま