コンコンッ 「紗世、入ってもいい?」 「うん、大丈夫だよ」 ゆっくりと紗世の控え室へ入って顔を上げると 「………綺麗」 いつもかわいい紗世が、いつも以上に綺麗な佇まいで座っていた 「ふふ、ありがと!初人、すごくかっこいいね!」 「あ、うん…これは…」 「ん?」 父さんがあんなこといわなければこのまま押し倒したかもしれないくらいには本当に綺麗だ 「俺、幸せだな」