「あ、ういと!さよちゃん!」

病室へ行くと、しんたろうがみよちゃんの手を繋いでいた

「さよ、ちゃん、ういと、くん」

「こんにちは」

「俺たちよりラブラブかもな、二人」

「おれも、いつか教会でプロポーズするんだ」

「うんうん」

「みよ、もお嫁さん、なる」
「うん、みよちゃんもなれるね」
「みよ、がんばる」
「うん」

「これ、結婚式の招待状だよ」
「みよに?」
「おれにも?」

「二人、来てくれるんだよね?」

「うん!みよ、二人で行こうね!」

「う、ん」


例え、みよちゃんが来られなくても、
急に来られるようになったとしても、
二人の席は確保していた