「しんたろう、今日はそろそろ稽古おしまいだな」 「うん!ありがと!」 「頑張れよ!」 「また今度、稽古してね!」 しんたろうを見送り、紗世の方を見ると 「紗世?」 紗世の姿がなかった 慌てて周りを探す。 近くにいない? 「紗世…っ」