「おれ、もっとかっこよくなって花束もって、みよにプロポーズする!だからういとの弟子になる!」

なんだか大袈裟な話になってきたが
目を見て頼んでくるしんたろうは本気だ。
これは…

「俺に着いてこれんのか、しんたろう」
「うん!」

「んじゃまずそのブンブンしてる手を止めてあげなさい」
「あ、みよごめんな!」
そういいながらぎゅっと抱きつくしんたろうは可愛くて堪らなかった。

「みよちゃん愛されてるね♪」
「みよ、しんたろーのお姫さまになれるの?」
「うん!」

「みよー!しんたろー!」

「「はーい!」」

お母さんに呼ばれて走っていく二人が
愛らしかった。