なぜか目眩がして来た。

そこに弓斗くんが帰って来たらしい。

目眩がしてふらふらしていた私を助けてくれたらしいのだ。

私はそこで確信した。

私、本当に弓斗くんが好きだって。

もう逃れられない、恋をしてしまった。

私は涙がぽろぽろでてしまった。

弓斗くんが声を出した。

「大丈夫か空。」

「うん、大丈夫。」

「大丈夫だから。」