「ば、バカっ、なにやってる。そんなことするくらいなら伸太郎が押せばいいだろ!」

 案の定、めーちゃんはジタバタと暴れだした。

「ぐふっ」

 めーちゃんの肘鉄を顔面に食らい、思わずおかしな声が漏れる。

「めーちゃん、大丈夫!? 肘、痛くない?」

「お前の頭が大丈夫か。あたしの心配なんかしてないで、自分の心配を少しはしろ。ほんとに…………ごめん。痛かったよな」

 めーちゃんの、ちょっとしょんぼりした声が聞こえた。

「だから大丈夫だって。ほら、めーちゃん、早くボタン押して」

「……わかった」

 めーちゃんが珍しく素直にそう言うと、ボタンを押した。

 そんな素直なめーちゃんも、超絶プリティだ。