「あの!白波さんは責めないでください!!虐待を受けていて…きっと仕方がなかったんです!」



一際大きなぶーちゃんの震えた涙声が響く。

なんで、なんで。


なんでみんなしてそんなにあたしを追い詰めるの?


あはははは…。


もう、学校来れないよ。

もう、あたしは「わたし」としてずっと生きていくしかないのかな……。


あたしは、ぶーちゃんを見つめる。

そこに立つ、ぶーちゃん、愛香は。


口角を不気味に上げて、あたしを見下ろしていた…。