「ねぇあなた、私と一緒に七不思議を解こうよ」

廊下を一人で歩いていたら、見知らぬ生徒に話しかけられた。

部活の誘いだろうか。

その程度だった。

そう、その時はその程度だったのだ。

廊下を一人で歩いていなければこんなことにはならなかったかもしれないのにー。

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「あ!私は、藤ヶ崎怜!《ふじがさき れい》って言うの!」