「千歳、天才っ!」



自分の好きなもの……あ!


うどんなら、今でも作れるかな。


冷蔵庫から探し出して、パパっと準備。



「遅くなってごめんね」


「お、うどん。久々かも」



2人で手を合わせてから食べ出す。



「そういえば、今日何かあった?」


「……あ、えっと……」



少し、悩む。


あれは明らかに不審だった。


けど、本当に来ただけかもだし、何より。


千歳に心配かけたくない。



「……緋。お願い。どんなことでもいいから」


「じゃ、じゃあ……」



そして、今日あったことを私は話し始めた。