この青春が終わらないように、そう願って。



来希と共演する。同じドラマに出る。
これは私の夢のひとつだ。

…えへへ夢が叶っちゃった!

来希の方をむくと、さっきの悲しい顔は消えて…なんだから生き生きしてる?

「来希!えへへ嬉しいね!!」

「…あぁ。本当に。」

「…最高だ。」

そんなことを言われた…

「うん!最高!!」

私が笑いながら言うと、

「…可愛い。」

また冗談を言って…

「ねぇ、三田天使がいる。」

「ハハッ、本当にyuiちゃんに甘いね」

なんて三田さんに言われて…
でも、それには私も同感で
来希は私に本当に甘いと思う。

妹みたいなんだろうなー
なんていつも思っちゃうから甘えちゃう。

「だって、可愛いくてしょうがないから。」

「わあっ」

び、びっくりした…
急に来希抱きしめてくるんだもん…

…強いし

「うぅ…苦しいよー、来希…」

「んー、」

んー…っていいながら離してくれないし…
そんなこと言っても…離して欲しくない…なんて思ってる自分がいた。

そんなことを思ってたら、
三田さんが来希くんを私から引き離してくれた。

なんか…寂しいと思っちゃったな…

「結愛、今日はもう撮影ないから帰るわよ。」

「あっ、来希お前もだ。早くしろ」

そのあと、三田さんが用事あるということで、
来希と、私と、マネージャー一緒に帰ることになった。


「失礼します。」

「はーい、raiくんと結愛隣なんだよね、家。」

「はい。本当にありがとうございます。」

「いえいえ〜」

…ちゃんとしてるんだよなー。
三田さんの前と大違い。

「ねぇ、来希!嬉しいね!」

嬉しさが収まらなくて、
来希に抱きついてしまった。

「わっ」

急に抱きつかれてびっくりしたみたい。
別に来希いつも抱きついてくるんだし、今日ぐらいいいよね?

「…可愛いィィィィ…!!」

「えへへ」

「はぁー可愛い。ほんとに人間?」

また変なこと言ってる…
それをいうなら

「来希も、人間?」

「えっ?」

「だって、顔整いすぎてるよ?めちゃくちゃかっこいいじゃん。」

そんなことを言うと、マネージャーから
「ハハッ」という笑い声が聞こえてきた。

…おかしなこと言ったかな?

おかしなことを言ったか来希に聞こうとしたのに…何故か固まってる…

そんなことをしてたら家に着いた。

「小川さん。天然って怖いですよね…」

「ふふっ…そうね〜」

あっ、小川さんというのは私のマネージャーのこと。天然って怖いって…何がだろう…

私たちは車からすぐに出て
すぐにマンションに入る。

このマンションは設備がすごい整ってる
マンションで、マンションの中に入るにも、
パスワードがいる。

パスワードを入力して中に入って、

「ねぇ、来希!」

「ん?」

後ろに歩いてる来希に

「今日ご飯作ってー」

「…いいよ。何食べたい?」

やった!私は小さくガッツポーズをする。
来希のご飯美味しいんだよねー

久しぶりだなー

「うーん…」

何食べよう…

「グラタンにする?」

グラタン?!

「食べたい!」

「ん、じゃあ1時間後ぐらいに来てね。家。」

「はーい。」

そうしてここで来希とは一旦バイバイ。
家隣だけど。

グラタン楽しみ〜!!


「さぁ!頑張るぞー」

さっき貰った台本を開く。
初めてのドラマ!最高のものにしたいから

そのあと、部屋着に着替えて
ずっと台本読みをしていた。

覚えていたら、
コンコンと言う音がドアから。

誰だろうと思い、覗き穴を覗くと…

「あっ!来希」

そうだった!グラタン!!
時計に目をやると、もう1時間たってた…

「ごめんごめん!!」

と、言いながらドアを開ける。
と、そこにはエプロンをつけてたってる来希くんが。

「大丈夫?時間になっても来ないから心配した…」

「うん!ごめん。台本読んでたら時間経ってた…」

「そっか。じゃあ、行こ。」

「うん!!」

…優しい。遅れたの私なのに…
心配してくれて…良い幼なじみを持ったな

「…結愛?何ニコニコしてるの?」

「えっ、…してたかな?」

私…笑っちゃってたんだ…
は、恥ずかしい…

「なんでもないよ〜、グラタン、グラタン!」

「そっか。じゃあ早く食べよ。」

と、いい。来希くんの家に入ると、
いい匂いが…、グラタンだ!!

「ん、座って。」

「はーい。」

座っていると目の前にグラタンが
運ばれきて…すごく美味しそう!!

「食べていい?」

「ん、どーぞ」

「うん!!早く」

「…何が?」

「えっ?一緒にいただきますしよ?」

「…うん。」

椅子に座った来希は何故か
顔がちょっと赤かった。