花咲く街~旅立ったおにいちゃんへ~

青春・友情

フランシス・ゴリ・ロウエル/著
花咲く街~旅立ったおにいちゃんへ~
作品番号
1684267
最終更新
2022/11/30
総文字数
13,717
ページ数
2ページ
ステータス
未完結
PV数
8
いいね数
1
「あぁ、俺は辛い...?のかもね」
青山麻衣の兄青山幸太郎は、自宅の2階から窓を覗いて星を眺めていた。
『日々の少しのズレが重なって、やがて大きな絶望になる。その絶望が重なると、人は死に至る。つまり、自殺するってことなんだよね』
いつしか麻衣が、学校の友達から聞いたって言ってた。
「俺の命ももう終わりなのかな?」
毎日が辛いわけじゃないけど...日々の辛さは蓄積して溜まってきている。何に問題があるのかは、よくわからないけど辛いことは確かだから。
でも、麻衣の話には確か続きがあった。
『人間は死にかけたときに、走馬灯を見て命乞いをしようとする。走馬灯は死にかけのときに見るものだから、本当に見るのかはわからないけど。でも、麻衣はあると思う。だから人間は年をとるか病気になるかしなきゃ死ぬことはないと思う。きっと自殺なんてこの世界にはないんだよ』
あぁ、今思い出すと胸に刺さる。俺がこの世界から消えることを止めているかのように...あぁ、俺はどうすればいいんだ?

あらすじ
静岡市にある清水中学校では、美術の授業で自画像を描くことになった。青山麻衣は、憧れのお兄ちゃんのことについて書き始める。自画像の製作と同時に、合唱祭の練習が始まり、麻衣は伴奏をやることになった。麻衣は、『合唱祭を絶対に成功させる』と宣言し、ひたむきに努力し続ける。そんな中迎えた合唱祭当日だったが、麻衣の姿がない。なぜ麻衣は合唱祭に来れなかったのだろうか?

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