12月30日。俺は朝からバイトに入っていた。
「今日もさみーなー」
「そーすね」
店長のヤスさんとストーブに手をかざす。ストーブのオレンジの電熱線をぼーっと見ていた。
まだクリスマスのことが消化できないでいた。
突然智香に別れを告げられ、いくらメッセージを送っても返信は来ず、電話しても通話にはならない。
せめて理由を教えてほしかった。何がダメだったのか?中学の時と一緒?俺ってそんな進歩ないのか?へこみまくりである。
「おう、元気か、少年。近くまで来たから寄ってみた」
夕方になり陽平が来た。
「智香、なんか言ってなかった?」
「何?喧嘩でもした?」
知らないか。
「明日、カウントダウンライブ楽しみだな。午前中の練習には瑠璃ちゃん来れるのか?」
「たぶんな」
宇井とも最低限の連絡しか取っていなかった。
「俺さあ、瑠璃ちゃんの友達の百合ちゃんとたぶん付き合う」
「はあ?なんだそれ?俺聞いてねえぞ」
「だから今言ってんじゃん!」
「たぶんとは何だよ」
「明日のライブ誘ってるから。それ終わってから告る」
んだよ。ちくしょー!
「今日もさみーなー」
「そーすね」
店長のヤスさんとストーブに手をかざす。ストーブのオレンジの電熱線をぼーっと見ていた。
まだクリスマスのことが消化できないでいた。
突然智香に別れを告げられ、いくらメッセージを送っても返信は来ず、電話しても通話にはならない。
せめて理由を教えてほしかった。何がダメだったのか?中学の時と一緒?俺ってそんな進歩ないのか?へこみまくりである。
「おう、元気か、少年。近くまで来たから寄ってみた」
夕方になり陽平が来た。
「智香、なんか言ってなかった?」
「何?喧嘩でもした?」
知らないか。
「明日、カウントダウンライブ楽しみだな。午前中の練習には瑠璃ちゃん来れるのか?」
「たぶんな」
宇井とも最低限の連絡しか取っていなかった。
「俺さあ、瑠璃ちゃんの友達の百合ちゃんとたぶん付き合う」
「はあ?なんだそれ?俺聞いてねえぞ」
「だから今言ってんじゃん!」
「たぶんとは何だよ」
「明日のライブ誘ってるから。それ終わってから告る」
んだよ。ちくしょー!