コーラス部に入部した。部員がザワつく。
男子の入部は珍しいのと真逆の音楽をやっている奴が入るからだろうか。
もちろん彼女もそのうちの1人で彼女の目も点になっていた。
とりあえず気にしない。彼女の声が聴きたい衝動の方が強かった。
夏にある合唱コンクールに向けて練習しているらしく何度も細かく練習する。
彼女の声を存分に聴ける。そう、この声だ。
やはり俺の耳は彼女の声だけを聴き分けている。
フルネームは"宇井瑠璃"
名前を覚えやすいようにと顧問の白河から部員名簿をもらった。
部活終了後、宇井と白河が話し合っていた。
宇井は真剣な表情で聞いているが時折少し微笑む。
それを見ていた俺に白河が気づき近づいて来た。
「どうでした?初参加は」
「はい、まあ、楽しかったです」
正直まだ楽しさはわからない。だってコーラスをするために入ったのではなく宇井の歌声を聴きたかったから。
「一条君の声はかなり安定しているね。声変わりも早かった?」
「小6の頃だったと思います」
「もしかして他でも歌ってる?」
「バンドで歌ってます」
男子の入部は珍しいのと真逆の音楽をやっている奴が入るからだろうか。
もちろん彼女もそのうちの1人で彼女の目も点になっていた。
とりあえず気にしない。彼女の声が聴きたい衝動の方が強かった。
夏にある合唱コンクールに向けて練習しているらしく何度も細かく練習する。
彼女の声を存分に聴ける。そう、この声だ。
やはり俺の耳は彼女の声だけを聴き分けている。
フルネームは"宇井瑠璃"
名前を覚えやすいようにと顧問の白河から部員名簿をもらった。
部活終了後、宇井と白河が話し合っていた。
宇井は真剣な表情で聞いているが時折少し微笑む。
それを見ていた俺に白河が気づき近づいて来た。
「どうでした?初参加は」
「はい、まあ、楽しかったです」
正直まだ楽しさはわからない。だってコーラスをするために入ったのではなく宇井の歌声を聴きたかったから。
「一条君の声はかなり安定しているね。声変わりも早かった?」
「小6の頃だったと思います」
「もしかして他でも歌ってる?」
「バンドで歌ってます」