我が家の子守唄はジャズだった。
両親がジャズミュージシャンなので必然的にそうなる。なので一般的な子守唄を知らない。
知らないからと言ってそんなに困らないのだが俺が親になった時は何を歌えばいいのだろう。
妹の瑠璃が生まれた時、俺は親から聞いた歌を何かもわからずに歌っていたらしい。
その瑠璃を俺のバンドのメンバーに引き込んだのは瑠璃が中学2年の時だ。俺は高校2年だった。
中高一貫校で中学の頃からバンドを組んでいた。中学生がライブできるところはあまりない。実力も兼ね備わないと相手にされない。
高校生になり音楽の視野も広がりキーボードがほしくなった。いろいろ探してはみたがちょうどいい音が見つからない。次のライブには間に合わせたいのに。
家に帰ると妹がピアノの練習をしている。とりあえずこれでいいか。
「おい瑠璃、俺のバンドでキーボード弾け!」
そこから5人体制が始まった。
瑠璃が中学生とバレたら面倒なので名前をウィルに変更し格好も変装させた。元々背も高い方だったので少し化粧させれば大丈夫だった。
というか、それなりに見映えが良くなり言い寄る男が増え返って面倒になった。
両親がジャズミュージシャンなので必然的にそうなる。なので一般的な子守唄を知らない。
知らないからと言ってそんなに困らないのだが俺が親になった時は何を歌えばいいのだろう。
妹の瑠璃が生まれた時、俺は親から聞いた歌を何かもわからずに歌っていたらしい。
その瑠璃を俺のバンドのメンバーに引き込んだのは瑠璃が中学2年の時だ。俺は高校2年だった。
中高一貫校で中学の頃からバンドを組んでいた。中学生がライブできるところはあまりない。実力も兼ね備わないと相手にされない。
高校生になり音楽の視野も広がりキーボードがほしくなった。いろいろ探してはみたがちょうどいい音が見つからない。次のライブには間に合わせたいのに。
家に帰ると妹がピアノの練習をしている。とりあえずこれでいいか。
「おい瑠璃、俺のバンドでキーボード弾け!」
そこから5人体制が始まった。
瑠璃が中学生とバレたら面倒なので名前をウィルに変更し格好も変装させた。元々背も高い方だったので少し化粧させれば大丈夫だった。
というか、それなりに見映えが良くなり言い寄る男が増え返って面倒になった。