日曜日、響たちがうちへ来た。
「さあ、始めるから出て行って」
両親に言うが見せてと懇願されコントロールルームに行ってもらった。ちょうど音源係が必要だったので父さんに頼むことにした。
練習の途中行き詰まったので親に感想を聞いてみたらそれなりにアドバイスをしてくれる。
みんな疲れが出始めたので今日はこれで解散しようと話していると母さんが晩ご飯を一緒に食べようと言い出した。
そんなこと言ってなかったじゃん!みんな急に言われても困るし!
結局響だけ食べて帰ることになった。
「ごめんね、疲れてるのに、予定あったんじゃないの?」
「いや、別にないから大丈夫」
食事ができるまでリビングにいるとおじいちゃんが入ってきた。
何やら響のバイト先がじいちゃんの知り合いの店だったらしく話が弾んでいた。じいちゃんも身内以外の若者と話せて嬉しそうだった。
食事中、響が父子家庭だと初めて知る。
ただ本人は本心かどうかはわからないが特に不自由はないと言っていた。
お父さんがかなり頑張って母親役をこなしていたから寂しさもそんなに感じなかったと。
ただ何度か兄弟がほしかったと思ったことはあると言っていた。
・・そう、あんな兄でも兄なのだ。当たり前ではないのだと再認識した。
「さあ、始めるから出て行って」
両親に言うが見せてと懇願されコントロールルームに行ってもらった。ちょうど音源係が必要だったので父さんに頼むことにした。
練習の途中行き詰まったので親に感想を聞いてみたらそれなりにアドバイスをしてくれる。
みんな疲れが出始めたので今日はこれで解散しようと話していると母さんが晩ご飯を一緒に食べようと言い出した。
そんなこと言ってなかったじゃん!みんな急に言われても困るし!
結局響だけ食べて帰ることになった。
「ごめんね、疲れてるのに、予定あったんじゃないの?」
「いや、別にないから大丈夫」
食事ができるまでリビングにいるとおじいちゃんが入ってきた。
何やら響のバイト先がじいちゃんの知り合いの店だったらしく話が弾んでいた。じいちゃんも身内以外の若者と話せて嬉しそうだった。
食事中、響が父子家庭だと初めて知る。
ただ本人は本心かどうかはわからないが特に不自由はないと言っていた。
お父さんがかなり頑張って母親役をこなしていたから寂しさもそんなに感じなかったと。
ただ何度か兄弟がほしかったと思ったことはあると言っていた。
・・そう、あんな兄でも兄なのだ。当たり前ではないのだと再認識した。