「なんか、かなりマニアックな映画を観られてラッキーだったなぁ。主人公はLの世界にも出てた女優さんだけど、これってDVD化してないんじゃない?」

そう呟くと、

「うちの叔母さんたち、なかなかモノを捨てられないから」

苦笑するリサ。

そのとき、ふと気付く。

「あれ?そういえば、リサの叔母さんって、一人かと思いきや、二人なんだね」

因みに、さっきの映画では、ヒロインが叔母とその彼女と3人暮らしをしていた。

綺麗な横顔を盗み見ると、

「うん…そうなの…」

何やらこわばった表情なので不思議に思う。