ユキオは、特に驚いたり引くこともなく、静かに受け止めてくれたから、私は心底、安心した。

「ねぇ、ユキオの夢も揺るぎないものなんだよね?」

「勿論そうだよ」

「だったら私たち、共犯者…というと言葉が悪いから、バディとして、置かれた状況を何とかしよう?」

「うん。本音を言うと、僕も安心したから、このマッチングシステム、あながち間違ってはなかったりして」

「それもそうだね」

二人して、小さく笑いながら、この人は互いの秘密を共有して、それぞれの未来を一緒に切り開くバディ…ある意味、これも運命の出会いなのだろうと思った。