反応が鈍い私を囃し立てても面白くないので、みんなの注目はオージくんに集められる。彼は輪の中心でご機嫌そうにはしゃいでいるので、まああなたが幸せならいいですけども、と天を仰いだ。 「オージくん、なんでそんなに嬉しそうなの」 「嬉しそうにしたっていいでしょ」 「うん、いいよ」 尋ね返されたので素直に頷くと、オージくんは天使の微笑みをさらに深めて目尻をゆるゆるに蕩けさせた。天使と仔犬から王子様が生まれてきたようだ。奇跡の子である。