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「お疲れ様でした~!」


 バラエティ番組の収録に続いてドラマの打ち合わせも終わって、スタッフさん達に挨拶しながらテレビ局の廊下を歩いていく。


「あ。 ヒナちゃん」

「あー! 三上さん!」


 三上さんがトレードマークのニコニコ笑顔で手を挙げてくれた。

 三上さんに会うのは写真集の撮影をして以来だ。
 

「なにしてるの三上さーん」

「はは、そりゃ仕事だよ~。最近ますますご活躍が凄いね」

「あはは、おかげさまで~!」

「あっそーだヒナちゃん、Cider見たよ。 カップル特集すごくよかった! 彼氏、雰囲気あるねぇ」

「ふふっ!でしょでしょ~♡」

「彼氏くんはこっちの世界興味ないの? すごい良いもの持ってると思うんだよねー」

「あー、残念ながらなさそうですね~」

「そうかー残念だなぁ。 二人ほんと正反対っぽいよね。 何がきっかけで付き合い始めたの?」

「きっかけはねー」