私は頭の中で鳩井に貰った『可愛い』を反芻しながら、会話に戻ることにする。
「そういう鳩井は、怖いものないの?」
さっきのゾンビ倒すゲームだってそう。
突然ゾンビが出てきたって私が悲鳴を上げる横で微動だにせず冷静に倒してたし。
「……ある」
「!なになに!?」
「……」
鳩井は雑誌から目を逸らすことなく、言った。
「自分」
鳩井から返ってきた答えは、予想外すぎて、理解するのに時間がかかった。
「自分……?」
「……コントロール、効かなくなることあるから」
それって、キス魔のこと……?
「本能のまま行こうとする自分と、それを嫌だって思ってる自分と……両方本当の自分なのに、正反対のことしようとしてる自分が怖い。大切なもの傷つけちゃうかもって……怖い」
〝大切にする〟
ふと、カップル撮影の帰りに鳩井が言っていたことを思い出した。
〝波木さんのこと なにより大切にするから〟
もしかして
『大切なもの傷つけちゃうかも』って
……私?
「そういう鳩井は、怖いものないの?」
さっきのゾンビ倒すゲームだってそう。
突然ゾンビが出てきたって私が悲鳴を上げる横で微動だにせず冷静に倒してたし。
「……ある」
「!なになに!?」
「……」
鳩井は雑誌から目を逸らすことなく、言った。
「自分」
鳩井から返ってきた答えは、予想外すぎて、理解するのに時間がかかった。
「自分……?」
「……コントロール、効かなくなることあるから」
それって、キス魔のこと……?
「本能のまま行こうとする自分と、それを嫌だって思ってる自分と……両方本当の自分なのに、正反対のことしようとしてる自分が怖い。大切なもの傷つけちゃうかもって……怖い」
〝大切にする〟
ふと、カップル撮影の帰りに鳩井が言っていたことを思い出した。
〝波木さんのこと なにより大切にするから〟
もしかして
『大切なもの傷つけちゃうかも』って
……私?



