昨夜のうちにもう熱が下がっていたらしい鳩井。
朝一度起きてご飯を食べた後すぐ、薬のせいで泥のように眠っていたそうだ。
朝に送られてきた『熱もうダルメシアン』は、『熱はもう下がった』と言いたかったのを寝ぼけて間違えて送っちゃって、そのまま寝落ちしたらしい。可愛いすぎる。
「あっ、あの……!」
お母さんの反対隣に座る音色ちゃんが、お兄ちゃんとよく似た顔で私に向き直り、お兄ちゃんが絶対にしないだろうキラッキラの視線を寄越す。
「あの、わたし、ヒナちゃんの大ファンなんです!Ciderデビューした時からずっとヒナちゃん推してます!握手してもらってもいいですか!?」
「えー嬉しい!もちろんでーす♡!」
立ち上がって音色ちゃんに両手を出すと、音色ちゃんは自分の服に一生懸命両手のひらをこすりつけてからおずおずと差し出す。
「わーい♪」
その手をギュッと掴んで上下に振ってしまうのは、いつものクセ。
「く……っ、かわいすぎる……っ」
音色ちゃんが苦虫を噛み潰したような表情でつぶやいた。感激の仕方が独特だなー。
朝一度起きてご飯を食べた後すぐ、薬のせいで泥のように眠っていたそうだ。
朝に送られてきた『熱もうダルメシアン』は、『熱はもう下がった』と言いたかったのを寝ぼけて間違えて送っちゃって、そのまま寝落ちしたらしい。可愛いすぎる。
「あっ、あの……!」
お母さんの反対隣に座る音色ちゃんが、お兄ちゃんとよく似た顔で私に向き直り、お兄ちゃんが絶対にしないだろうキラッキラの視線を寄越す。
「あの、わたし、ヒナちゃんの大ファンなんです!Ciderデビューした時からずっとヒナちゃん推してます!握手してもらってもいいですか!?」
「えー嬉しい!もちろんでーす♡!」
立ち上がって音色ちゃんに両手を出すと、音色ちゃんは自分の服に一生懸命両手のひらをこすりつけてからおずおずと差し出す。
「わーい♪」
その手をギュッと掴んで上下に振ってしまうのは、いつものクセ。
「く……っ、かわいすぎる……っ」
音色ちゃんが苦虫を噛み潰したような表情でつぶやいた。感激の仕方が独特だなー。